
基本方針
●先輩諸兄が築いてこられた半世紀を超える軌跡を大切に、「英知」と「勇気」と「情熱」を持って行動する
●時代に即応した逆境に負けない人間力を高め、JAYCEEとしての自覚を持つ
●地域社会教育、こころの教育、親学を推進し、次世代を担う子どもたちの笑顔あふれる明るい豊かな「まちづくり」「ひとづくり」の推進
●行政並びに関係諸団体との交流を深め、ステップアップした協働の「まちづくり」「ひとづくり」推進
●会員拡大による同志(仲間)を増員させ、更なる発展を目指す
●公益法人制度改革に伴い、社団法人岸和田青年会議所の存在意義や歴史を再認識し、そして学びながら次代への変革を進め、新しい法人移行組織への法人格決定・対応・進化・発展
○はじめに
2011年3月11日、東日本大地震が発生し、未だ記憶によみがえる阪神淡路大震災をも超える未曾有の事態にわが国は直面しました。世界中から絶望視されるほど、それは今なお、私たちに直接的・間接的に大きな影響を及ぼし、日本は危機という大きな岐路に立っております。しかし、災害発生後に公益社団法人日本青年会議所が掲げた
「がんばろうNIPPON 確かな一歩を踏み出そう」
の合言葉を胸に、全国各地の青年会議所や日本国中の会員はもとより、国際青年会議所、世界各国の青年会議所や会員からのたくさんの気持ちが国境、人種等の枠を越えて集まりました。この勇気ある素晴しい人達の助け合いの行動が明るい豊かな未来への架け橋を繋ぐであろうと信じております。そして、我々も今こそ取り組まなければならないこの長期にわたる災害復旧と日本経済復興と向かい合い、岸和田の青年経済人として、社団法人岸和田青年会議所の一員として誇りを持ってリーダーシップを発揮し、凛然とした行動をとることが我々の努めであると考えております。
『降り積もる 深雪に耐えて 色変えぬ 松ぞ雄々しき 人もかくあれ』
戦後間もない復興時の人々に発せられた昭和天皇の御製のとおり雄々しく、我慢強く真の人間力を創造し、社会的影響力の有る青年として岸和田という町から全国へと発信して参ります。
○今求められる社団法人岸和田青年会議所としての責任
全世界にネットワークのあるJCですが、礎となるものはやはり『まち』と『ひと』であり、我々が育ってきた岸和田という愛すべき故郷であります。岸和田には海や山の自然環境に囲まれた地域産業や高水準を誇る製造産業をベースとした『まち』が形成され、歴史的文化価値そして伝統ある『だんじり祭』や市民団体などの地域コミュニティーなどが深く密着した中で『ひと』が育まれていますが、現在の世の中の動向は、日本全体をはじめ岸和田も非常に不安定に陥っていると考えられます。その中で我々は青年会議所の一員として、今一度、足元を見据え、素晴しい『まち』のある環境での明確なビジョンを持ち、歴史的情緒ある温かい環境で育てていただいた中での『ひと』との繋がりを大切にし、豊かな明るい社会への実現を目指し、それぞれが情熱とエネルギーをもち、真のオピニオンリーダーとして成長していくべきだと考えます。そして、青年会議所に同じ志をもつ青年が集まり、課題を掲げ正面からぶつかりあいながらも、行政や地域団体と協働した岸和田(まち)づくりの振興に全力で取り組むべきだと考えます。高い自覚を持った、変革の能動者が集結した青年会議所であることが、社会人としての責任であります。
○笑顔が溢れる次世代へのビジョン
社団法人岸和田青年会議所は、本年で54年目を迎えます。53年にわたる先輩諸兄の足跡があり我々の存在が現在(いま)にあります。そして、これからもこの先絶えることなく継続されてゆくべきものだと考えます。54年前の、1959年1月にさまざまな社会変動のある中、JC三信条のもと、高い志気をもって社団法人岸和田青年会議所が誕生し、たくさんの公益的事業や地域活性の礎を創ってこられました。その志気を引き継ぎ、発展させ、進化させるのは我々現役会員の責務であり、それをまた次世代の子供たちに継承するべきではないでしょうか?私は、青年会議所の重要な基本方針の一つに、子どもたちの育成があると考えます。次世代を担う子供たちが、豊かな心と体を育む環境の為に青年会議所が、やるべきことはたくさんあります。教育関連事業をするだけでなく、まず我々大人が子供たちの見本となるべき大人にならなくてはなりません。そこで我々は2008年度より継続している 岸和田版『OTONANOSENAKA運動』をより一層推進いたします。笑顔が溢れる『まち』には笑顔が溢れる『ひと』があり、その中には子供たちの笑顔が溢れています。
『 子供たちの笑顔はインターナショナルサイン 』
混沌とした今こそ、未知の可能性に希望の灯(ひかり)を灯しましょう。
○行政や地域諸団体と協働した「まちづくり」「ひとづくり」の推進
一昨年度より、歴史ある岸和田市に点在する文化遺産や史跡を学ぶ様々なプログラム事業、そして昨年度、行政並びに関係諸団体のバックアップのもと、「世界に一番近い城下町きしわだ」を岸和田市民はもとより、国内外に発信するべく、だんじりと並び観光拠点となる岸和田城のイメージキャラクター募集選定や新規継続事業である岸和田城ファミリーマラソンの開催、21年間続く岸和田少年少女サマースクール開催、わんぱく相撲岸和田大会への参画、市民フェスティバルブース出展など様々な事業、また災害復興の勉強会や異種多様な研修事業を行って参りました。本年度は、さらに行政並びに関係諸団体との交流を深め、また協力を求めながらステップアップした協働の「まちづくり」「ひとづくり」推進を目指します。
○会員拡大による同志(仲間)を増員させ更なる発展を目指します
現在、岸和田青年会議所の抱える大きな問題として会員減少があります。現在に至っては期首会員が40名を割る危機的状況に直面しており、会運営だけではなく2013年に移行すべき”公益認定法”という法人格移行問題にも影響を来たしております。現在我々は青年会議所の存在や事業運営に誇りを持っております。日々、会員拡大に努力してはおりますが、社会的背景等により会員の増員には到っておりません。40歳までに経験できる唯一の『青年の学び舎』に同志を集め、思い出を共に歩んでいける仲間を増やしたいと考えます。本年度におきましては30%の会員拡大の目標と致します。どうか先輩諸兄や関係諸団体の皆様の御協力を宜しくお願い致します。
○おわりに
私は1999年6月にこの社団法人 岸和田青年会議所に入会させていただきました。13年前に全国城下町シンポジウム岸和田大会が開催されている真っ只中に、忙しいだけの訳の判らないまま時間を過していたような記憶がよみがえります。長年会員として在籍させていただいておりますが、今思えば私に、このJCでの楽しさや素晴しさ、時には失敗したときの悔しさや反省、そして何より達成した上での満足感を教えてくれたのは、たくさんの先輩や現役の仲間でありました。そして、忘れてはならない家族や会社の大らかな理解もありました。過去があり現在、そして未来という希望と不安とが絡み合う中、多くの方に影響を受け今の私が存在します。その同志という仲間に支えられ理事長という大役を受けさせて頂いた事に感謝しております。
私は、本年度のスローガンとして
『未来(あす)への扉』 ~ 同志と歩み築きあげる新時代へ ~
と、揚げさせていただきました。
今回の震災復興でも感じましたが、人間ひとりの力は弱いものですが、団結すると何よりも強固なものとなります。同様にもちろん私自身一人では何も出来ません。だからこそ私は今、同じ志を持った仲間が集い希望のある新時代へと未来(あす)への扉を拓き歩み続けたいと考えます。




