理事長所信

2019年度 公益社団法人 岸和田青年会議所
第61代理事長 奥好司

「為せば成る」

~ 一人ひとりの挑戦が地域をかえる ~基本方針
1.岸和田を担う青少年への機会の提供と成長の支援
2.岸和田を牽引する青年経済人の人財育成
3.地域に必要とされる事業の実施
4.岸和田青年会議所メンバーの魅力ある人間力の向上
5.会員拡大の実施

はじめに

本年度を迎えるにあたり、公益社団法人岸和田青年会議所創立60周年の節目の年を無事終えることが出来ましたことを、行政をはじめ地域各種関係諸団体の皆様、同志である各地青年会議所の皆様、そして何より、これまでの歴史を築き、足跡を残してこられた先輩諸兄姉の皆様に対し、心より敬意を表するとともに、厚く御礼申し上げます。
さて、岸和田青年会議所の役割とはなんなのでしょうか。それは創立60周年記念ビジョンの根底ともなりました、時代を先駆けること。行政組織には出来ない挑戦的な取り組みを行い、たとえ幾多の失敗を積み重ねようとも一つの時代を変える「鍵」を見つけ出す。これが私たち岸和田青年会議所の役割であると考えます。ビジョンでは時代を先駆けることに主眼を置き、「まちづくりビジョン」と「ひとづくりビジョン」を打ち立てました。まず「まちづくりビジョン」では、泉州地域においての存在感の向上、世界の岸和田への昇華、芯を外さず時代の要請に答え続ける伝統文化の継承、この三つの柱で行政組織には決してできない挑戦的なまちづくりに向けて、地域に必要とされる運動の発信に取り組みます。そして、「ひとづくりビジョン」では岸和田青年会所会員の魅力ある人間力の向上、次代の岸和田を牽引する青年経済人の人財育成、将来の岸和田を担う青少年のへ機会の提供と成長の支援の実現、この三つを柱として取り組みます。本年度61年目の新たな出発にあたり、今一度初心に戻り、明るい豊かな社会を築きあげるために、私たちは岸和田青年会議所の伝統と志を引き継ぎ、全力で取り組んで参ります。

 

岸和田を担う青少年への機会の提供と成長の支援

最近では、アメリカンフットボールの悪質タックル問題やチアリーディングの監督のパワハラ問題など、本来子どもたちの手本にならないといけない大人たちが、間違った大人の姿をさらすだけでなく、その行為によって子どもたちの成長の機会を奪ってしまっていることが大きな問題となっております。子どもたちは社会に出るまでに様々な体験をします。その中で楽しさ、嬉しさ、時には怒りや悔しさを経験することで、より多くの成長ができるものであります。そういった機会の提供と成長の支援をすることが私たちの使命であると考えます。

 

岸和田を牽引する青年経済人の人財育成

一部の人や集団が社会をリードするだけでは、明るい豊かな社会を築くことは難しいでしょう。地域に住む人々、次代を担う世代が広く活躍することがその地域の明るい豊かな社会を築いていくことにつながります。我々の地域に目を向けると、成長できる可能性をもった多くの青年経済人の人財が存在します。全ての人財が成長して活躍の場を持つようになり、豊かな社会資本を生かすことが出来れば、岸和田の未来は輝かしいものとなると考えます。その為に、青経塾を開催し青年経済人が成長を止めず挑戦し続ける志が持てる事業を展開して参ります。

 

地域に必要とされる事業の実施

冒頭で述べた「まちづくりビジョン」では、行政組織には出来ない挑戦的な取り組みを行うとありますが、私たちの力だけでは社会を変えることは容易ではありません。社会の中で影響力を持つ組織との連携なしには、社会に長期的な変革を起こすことは出来ないと考えます。長期的目的を共有できる行政や団体との信頼関係を醸成し、時に共に行動することで、パートナーシップを築いていきます。そしてパートナーと共に様々な社会実験を行います。今まで行われてこなかったことに人は抵抗感を覚えます。場所と範囲を限って政策を実施する社会実験は、政策に実績という根拠を与え、その地域への大きな影響力となります。こうした取り組みが地域に必要とされる事業の実施につながると考えます。

 

岸和田青年会議所メンバーの魅力ある人間力の向上

上記の目標を達成する為には、まず私たち岸和田青年会議所のメンバーすべてが魅力ある人財になることが必要不可欠だと考えております。青年会議所は「奉仕・修練・友情」の三信条のもとに様々な活動を通じて、志を同じくする者が40歳までという限りある時間を共有し、互いに夢を語り刺激し合いながら切磋琢磨し、人間としての魅力を高めていく団体であります。また私たち個人としては機動的に決定する会議を通じて挑戦をする機会を創り出すことで私たちを成長させ、魅力ある岸和田青年会議所メンバーを増やすことができます。魅力あるメンバーを増やすことで、ますます積極的に挑戦できるようになり、成長を遂げることにつながります。社会を動かす力となり、社会を発展させていくことができるようメンバー全員の人間力の向上に努めます。

 

結びに

スローガンでもあります「為せば成る」は江戸時代後期の米沢藩主の上杉鷹山が自らの隠居に際して次代藩主に伝えた書状に「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」とあることから取っています。この言葉は戦国時代の武将、武田信玄の詠んだ歌にも現れており、さらに古くは中国最古の歴史書「書経」に示されている、まさに時代を問わない教訓です。「努力をすれば必ず達成ができる!達成ができないのは努力が足りないからだ!」という解釈もありますが、私は【何かを成し遂げるためにはまず行動し、諦めず、達成させるという強い意志を持つことが重要である】と解釈をしています。一つの時代を変える為には、たとえ幾多の失敗を積み重ねようとも失敗を恐れず挑戦し続けることが必要であると考えます。その為にも私たち岸和田青年会議所メンバーも JC 活動を通じて、出来ない理由を並べるのではなく、出来る方法を常に考え、諦めず行動し挑戦し続けることが、魅力ある人財になり、個々が社会で活躍することにより地域をかえることが出来ると信じています。

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